文化・芸術

2006年8月15日 (火)

星と銀ブラ

写真を観て、
泣きそうになったのは初めてかもしれません。

昨日8/14)、友人こんぺいとうちゃんのお誘いで、
銀座で行われていた
写真家の星野道夫展「星のような物語」を観に行きました。
(展覧会はこの日が最終日とあって、結構たくさん人がいました。)

       
Hoshino_michio_1 Hoshino_photo_cards

      

          
アラスカに魅せられ、アラスカの自然と動物たちを撮りつづけた星野道夫さんは、
10年前、ロシア・カムチャッカ半島にて、ヒグマに襲われて亡くなっています。
まだ44歳の若さでした。

星野さんの写真には、アラスカの壮大な自然と共に、
そこに住むさまざまな自然の生き物たち(鳥やカモシカやクマなど)の姿が
数多く残されており、驚くべきは、それぞれの写真のなんて「優しい」こと。

子熊を抱きしめる親熊の姿、親に甘える子熊の姿、
アラスカの厳しくも美しい広大な自然の中を群れで歩いている鹿の姿でさえ、
家族や仲間を思う愛情とやさしさに満ち溢れているのです。

写真を観て、こんなに感動し、胸を締めつけられるとは、思いませんでした。
途中、何度か涙がでそうになるのを抑えつつ、一枚一枚味わって観ました。
会場には、エンヤ(Enya)の歌声が流れていましたが、
透明感あふれる星野さんの写真にぴったりと合っていました。

一枚一枚のパネルはとても大きく、臨場感があり、
どれも新鮮で未知の世界でした。 
「こんな写真はこの人にしか撮れないだろうな・・・。」と、思いました。

自然や生き物への想いや優しさが、どの写真からもにじみ出ているのです。
上手な写真を撮れる人はたくさんいても、
胸をうつ写真を撮れる人は、なかなかいないような気がしました。

星野さんの最期でさえ、彼らしい気がしました。
いつも銃を持たずに撮影に挑んでいたという星野さん。
彼は、彼を襲ったヒグマの気持ちでさえ、理解しようとしているような気がします。
もしかしたら子供を守るため、身を守るため、
熊の行動にはちゃんと意味があったはずだということを・・・。

人間は、知識や文化・文明や娯楽や世間体など、ちょっと頭でっかちになりすぎて、
もっとシンプルで本質的ななにかを見失っているのかも・・・。

星野さんの命日8月8日)の朝日新聞の一面には、
地球温暖化の影響による海岸侵食により、
星野さんの思い出の島(アラスカのシシュマレフ島)が溶けて消えつつある
という記事が載っていました。 

感動的だった星野道夫さんの写真展。
こんなステキな展覧会に誘ってくれた友人に、感謝感謝です!! *^^*

出口で、星野道夫さんの写真本がたくさん売られていましたが、
小さく本に載せられてしまった写真と、会場で観た大きなパネルの写真とでは
臨場感も感動の度合いも全然違うので、購入するには至りませんでした。
(でも、お気に入りの写真を100円のポストカードで数枚買いましたけれど。(笑))

      
さて、ここからは、話も雰囲気もがらっと変わりますが・・・、 
写真展に行く前に、「銀座ライオン」でランチを食べました。
ここで食べた、『まぐろとネギの和風パスタ』がとっても美味でした♪ *^^*
ここのお店のトイレには論理クイズが貼ってあり、それに答えて正解すると、
次回の無料ドリンクチケットがもらえます。 (もらいました。(笑))

      
Lion_lunch_2

           
   
このあとは、沖縄県産品ショップわした」に行き、いろいろと物色しました。
あまりにも豊富な品揃えにびっくり! まるで沖縄に来たような気分になれます。
入り口には、いろいろなおちゃめなシーサーがお出迎え♪

       
Washita_siisaa1_3Washita_siisaa2_2Washita_siisaa3   

      
沖縄そばを食べるシーサー(写真左)と、
ゴーヤチャンプルを食べるシーサー(写真中央)と、おとぼけシーサー(写真右)。
      
私は、ここで、島らっきょを購入しました。(味噌をつけて食べると美味♪)
そして、こんぺいとうちゃんのリクエストにより、ここの店内で、
アメリカ生まれ沖縄育ちという「ブルーシールのアイスクリーム」を食べることに!

おいしそうな沖縄らしい珍しいアイスがいろいろあったのですが、
私は、店員さんに「相当辛いですけれど、大丈夫ですか?」と心配されつつも、
期間限定数量限定という言葉についつい負け、
よせばいいのに『黒糖アイス 暴君ハバネロ仕立て』とやらに挑戦! ^^;

      
Washita_ice1_1 Washita_ice3

     
でも、これ、意外にと~っても美味しく、私好みの味でした。
ハバネロの赤い粒は辛いのですが、すこし塩気もあり、
それが、黒糖アイスの甘みと冷たさでうまく調和されるので、意外に大丈夫です♪
(・・・って、平気なのは私だけ?!) 

            
Mikimoto_tree Mikimoto_tree2

      
ミキモトの前には、涼しげな風鈴のツリーがありました。
風鈴には子供たちの夏の願い事が書かれていました。
(「海に行きたい」とか。 ^^ )

銀ブラ』は、”銀座でブラジルコーヒー”というのが語源だそうですが、
ブラジルコーヒーは飲まなかったものの、
銀座をブラブラしたので、やっぱり『銀ブラ』と言わせていただきます。(笑)

    
★★ 電子レンジ ★★

いろいろご心配かけましたが、昨日の夜、
くまごろーが珍しく早く帰って来たので、新しい電子レンジを買いました。
三菱RO-M4Cという家庭用オーブンレンジですが、
型落ち価格で、14800円でした♪ *^^*

電子レンジの怪」は、早くも「電子レンジの買い」になってしまいました。(笑)
(古いのは、520円で電気屋さんにひきとってもらいました。)
なにが楽しいって、電子レンジの取扱説明書を読むのが結構好き!!! ^^
                   

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2005年6月 5日 (日)

ルーヴル美術館展

「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。
絵画を見て、こんなに感動するなんて・・・。

今日、みなとみらいの横浜美術館で、
「ルーヴル美術館展」(2005年4月9日~7月18日)を見てきました。

louvre  ← 今回の展覧会は、
    フランス革命・ナポレオン帝政~二月革命の時代の
    フランス絵画に焦点を絞り、
    パリ・ルーヴル美術館から厳選された73点を展示。

 

 

今まで、教科書の写真やちらしやポスターなどで有名な絵画を見ても、
正直「ふ~ん・・・」と今ひとつ胸に伝わってこなかったのですが、
本物を近くで見たら、立ちすくんで言葉を失ってしまった・・・。唖然としました。
ここで、声を大にして言おう。本物は違うぅぅ~~~!!!

どの絵が気に入ったとか、気に入らないとか、
そういうのは主観の相違で人それぞれである。(自由である。)
見る前も見終わった後も、
くまごろー(旦那さん)のお気に入りは「風景画」でした。
私も今まで人物画・歴史画にはあまり興味がなく、やはり風景画派だったのですが、
今回コレを見て、人物画・歴史画にどっぷりはまってしまいました。
とにかく表情がすごいのである。ごっくん・・・としてしまう程、リアルなのである。


★私の勝手なお気に入りベスト7★ (*^^*)

A● 「プシュケとアモル」
   1798年 フランソワ・ジェラール
   ローマのルキアウス・アプレイウスの「黄金のろば」の中にある挿話を
   題材にしたもの。
   王女プシュケはヴィーナスの嫉妬を買うほどの美貌の持ち主で、
   ヴィーナスの息子アモル(キューピッドとも呼ばれる)がプシュケに恋をしてしまう。
   この作品はあまりの初々しさゆえ、「アモルの最初の接吻を受けるプシュケ」
   とも言われてきたが、この恋物語の終幕「苦難を経て永遠の愛を示唆する再会」
   をあらわすとも言われている。
   <感想>とても清らかな感じを受けました。プシュケの肌がとにかくきれい。
         それからプシュケが身につけている布もまるで本物のよう。
         目が釘付けです。(口が開いたままになるので要注意。)

B● 「アモルとプシュケ」
   1817年 フランソワ=エドゥアール・ピコ
   上記(A)と同じ挿話に基づいたものを、20年後にフランソワ・ピコが
   独自の解釈で描いたもの。アモルが、まだ眠っているプシュケの寝床を
   こっそり離れる場面である。
   <感想>ジェラールの作品は純粋で初々しい感じを受けるのに対し、
         こちらの作品は妙に現実味を帯びているというか・・・
         お互いになれて空気の様な存在になった時期の2人
         という感じがしました。でもこの絵も、本当に肌と布の描写がきれい。

C● 「ヴァティカンの宗教裁判所に引き出されたガリレオ」
   1846年 ジョゼフ=ニコラ・ロベール=フルーリ
   コペルニクス説を支持していたガリレオは、宗教裁判所に引き出され、
   自らの信念の放棄を強いられた。そのガリレオがまさに自説の撤回を
   口にする直前の瞬間の場面である。
   <感想>ものすごい瞬間を描いた絵だなと思った。ガリレオの緊張感あふれる
         表情。今にもガリレオが胸に当てた手をこちらに向けて、
         なにかを叫びだしそうである。この絵は、どんな端っこから見ても
         ガリレオがこっちを向いているので、どきどきする。

D● 「スフィンクスの謎を解くオイディプス」
   1808年 ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
   自らかけた謎を解けない者をむさぼり食うというスフィンクス
   (顔と胸が女、胴体がライオン、鳥の巨大な羽を持つ怪物)が、
   オイディプスに謎を解かれた瞬間を描いたものである。
   この後、スフィンクスは悔しさのあまり自ら命を絶つ。
   <感想>これまた、すごい瞬間を描いたものです。
         オイディプスの「してやったり!」といった勝ち誇った表情と、
         スフィンクスの「ま、まじかよ・・・?!」といった焦りの表情が
         対照的です。右下でオーバーリアクションで驚いてる人も面白い。

E● 「若き殉教の娘」
   1855年 ポール・ドラローシュ
   ディオクレティアヌス帝時代の若き殉教の娘。偽の神々に生贄を
   捧げることを拒絶したために、両手を縛られてデヴェレ川に投げ込まれる。
   そんな彼女の亡骸が川を流れている。
   <感想>ジョン・エヴァット・ミレイの「オフィーリア」の絵を思い出しました。
         暗い川なのに、彼女のところだけに光が差し、透き通った水と
         純真無垢な少女のきれいな姿(心)が浮かび上がり・・・
         胸がつまる想いがしました。彼女を処刑した人たちが憎い。

F● 「エジプト遠征からのボナパルト帰還前のフランス国家の寓意」
   1810年頃 ジャン=ピエール・フランク
   ボナパルトが見た不思議な夢。エジプトのただ中から、国の命運を握る
   英雄を呼んでいるフランスを女性の姿を使って表現している。
   夢の中、フランスは彼に腕を差しのべて嘆願している。
   この不思議な夢によって目を覚ましたボナパルトが自らの剣をつかみ、
   祖国を救うべく身を起こそうとするという場面を描いたもの。
   <感想>よく、マンガの夢や回想のシーンで、頭の斜め上に雲のような
         ものがぽわんとでてきて、その中に夢や回想が描かれたりするが、
         あれと似てる・・・?夢と現実が一緒に描かれていて、不思議で
         壮大できれい。ボナパルトの横顔がよく見たいのに、
         美術館の明かりが絵に反射してよく見えず、しゃがんだり
         離れたりして、怪しい人になってしまいました。(*^_^*);

G● 「ネミ湖で水浴する二人の娘」
   1813年以前 ヴィクトール・シュネッツ
   ローマ近郊にある美しい湖で、美しいイタリアの娘が2人、水浴している。
   <感想>一人は洋服を着て岩に座り、一人は裸で枝にぶらさがり
         お尻だけ湖につけています。この裸の女性が、
         服を着て岩に座っているもう一人をちらっと見て、
         「ねぇねぇ、あなたも早く服をぬぎなさいよぉ~」と言いたげな顔を
         している。枝がポキッと折れないかとか、お尻が冷えないかとか
         余計な心配をしてしまいます。とても静かでほのぼのしてて好きです。

横浜美術館では、500円で音声ガイドも借りることができます。
全ての絵ではありませんが、音声マークの付いている絵に限りガイドを聞くことができ、
これを聞きながら絵を見るといっそう深く絵を楽しめます。(*^^*)

上記には書きませんでしたが、デオドール・ジェリコーの「賭博偏執狂」
おばあさんの表情もあまりにもリアルで印象に残りました。
今回の展覧会のポスターにもなっている、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルの
「トルコ風呂」に関しては、私は今ひとつ・・・。
右下のダルそうな女性がどうも・・・。(^^;)

それでは長~くなりましたが、最後にもう一度。本物はすごいぃぃぃ~!!!

louvre2  ← みなとみらい駅に貼ってあったポスター。
    これが噂の「トルコ風呂」です。

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